看護師パート

パート看護師か常勤看護師か…迷ったら考えること

自身の結婚や出産で家庭の環境が変わったとき…職場の環境に疲れてしまったとき・・・、多くの看護師は辞職や転職といった働き方の見直しを考えるでしょう。

 

交替制勤務で心身ともにストレスが多い看護師の仕事は、家庭との両立が難しい仕事です。

 

子どもが幼かったり、介護が必要な家族を抱えたりしている場合には、仕事が生活のうちに占める割合を何とか減らしたいものです。

 

そこで候補に挙がってくるのがパート看護師という働き方。常勤の正職員よりも時間に融通が利きやすく、働きやすいという利点があります。

 

平成20年に厚生労働省が実施した調査では、看護職者のうちパートやアルバイトといった非常勤として雇用されている割合は16.9%となっています。

 

平成18年の調査では14.9%ですからやや増加しているものの、一般労働者では約35%ですから、パート看護師はそれほど多い存在ではありません。

 

パートで働くにしろ正職員で働くにしろ、それぞれメリットとデメリットがあります。

 

パート看護師として働くメリットは、何より勤務時間や日数に融通が利きやすいということでしょう。

 

子どものお迎えの時間に合わせて仕事を上がったり、行事に参加する時はシフトを外したりといった家庭を優先しながら働くことが出来ます。

 

また、正職員よりも責任の軽い仕事を与えられることが多く、精神的なストレスも軽くなる傾向にあります。

 

勤務時間が少ない分、他の職員との人間関係が築きにくいこともありますが、逆に言えば人間関係に煩わされる時間も少ないということです。

 

正職員のメリットはやはり給与と保障でしょう。毎月の固定給に残業手当や住宅手当などの各種手当、夏と冬の賞与はやはり大きいです。

 

もちろん各種の社会保険料も給与から引かれますが、その分保障も充実していて、休業した時の手当金や退職時には退職金、その後は失業給付など、生活設計が安定して築けるのがポイントです。

 

業務としては責任も大きいですが、教育を受けたり学んだことを実践をしたりする機会にも恵まれるため、看護師としての成長を感じる方も多いでしょう。

 

パートか正職員か、一概にどちらがいいとは言えません。それは自分自身の生活にとって何が一番必要かによって違うからです。

 

勤務の融通なのか、給与なのか、先を見据えた保障なのか、看護師としての成長か…自分が何を優先したいのか、今は何を優先するべきなのかをしっかり見極めることが出来れば、自然と働き方が定まることでしょう。

 

看護師の働き方は多様化しています。常勤看護師を退職する前にパートを考えてみては?

 

今の時代、看護師の働き方は多様化しています。

 

常勤で働いている看護師が当たり前だった一昔前では考えられないほど、パートや派遣やアルバイトの非正規雇用の看護師が爆発的に増えているのです。

 

なぜ、ここまで非正規雇用の看護師が急増したのでしょうか?

 

そこには、雇用する側の経営者と、働く側の看護師、両者の希望や思惑が合致しているからという理由があったのです。病院や企業などの看護師を雇う側の経営者は、少しでも利益率を上げたいと思っているのです。

 

このような不景気な時代ですから、規模の大きい繁盛してそうな病院を経営している方でも、経営が圧迫されていることが多いのです。

 

経営を圧迫している一番の原因は人件費です。つまり、高給取りの常勤看護師をたくさん抱えていると、それだけで利益率が下がってしまい経営が圧迫されてしまうということです。

 

だから、常勤看護師を減らして非正規雇用のパートや派遣やアルバイトの看護師を増やそうとする経営者が増えているのです。

 

昇給やボーナス、福利厚生という莫大な費用がかかる常勤看護師よりも、時給の支払いだけで済む非正規雇用の看護師の方が、病院や企業としては経営的なうま味が大きいのです。

 

非正規雇用の看護師をたくさん雇っておけば、万が一、シフトの看護師が欠勤しても別の看護師を補充することができるのです。非正規雇用の看護師はフットワークも軽いので短時間なら急な出勤要請でも応じてくれることが多いのです。

 

看護師側にもうま味があります。

 

うま味があるのは企業や経営者側だけではありません。非正規雇用の看護師側にも、うま味があるのです。

 

非正規雇用はデメリットが多く損するイメージをもられている方が多いですが、実際はそんなことはありません。

 

非正規雇用の看護師はデメリットよりもメリットの方が多いと言えるのです。非正規雇用の一番のメリットは、時間的な拘束が少ないという点です。

 

1日に数時間でも週に数回でもOKという自由なシフトなので、あまり働きたくない方も、子育てや家事とダブルワークをされている方も、お小遣いだけ稼げれば良いという方にも最適な働き方なのです。

 

また、常勤看護師のように残業も夜勤も休日出勤もないし、職場の人間関係が嫌になったら、すぐに退職して別の職場に転職することができるのです。

 

さらに非正規雇用とはいっても、その時給は少なくとも2000円以上、多い場合だと3000円や4000円以上という求人もあるので、福利厚生はないものの、月収だけなら常勤の看護師を超えることもできてしまうのです!

 

仕事を辞めたい・・・夜勤に仮眠時間がないので、とても疲れます

 

私が現在働いている病院は2交代制で夜勤もあります。夜勤は16時〜9時までの勤務なのですが、これがなかなかハードで困っています。

 

これまで私が働いていた病院でもこのような勤務だったのですが、仮眠もありましたしこれが当然だと思っていました。しかし今働いている病院では仮眠時間が設けられていないのです。

 

夜中でもナースコールは鳴りますし、トイレ介助が必要な人などを介助したり、巡回をしたりとゆっくりと座っていられる時間も多くありません。

 

看護師2人とヘルパー1人で働いていますが、みんな朝になるとぐったりとしています。朝ごはんも食べたいのですが、そういった時間もないのでお腹も減ったまま、ぼーっとして働いています。

 

看護の仕事は人の命にかかわるものなので、緊張感は必要です。

 

朝のぼーっとした頭で配薬などをしていると、ミスが起きるかもしれないと思いますし不安です。

 

夜勤の仮眠がないのは労働基準法違反だと思いますが、看護師長の考え方として休憩が設けられていないようです。

 

看護師長はたまにしか夜勤をしないので、私達現場の気持ちがあまりわかっていないのかなとも思います。

 

夜勤が大変すぎるという意見が多く、これから改善されるように働きかけていこうかと思いますが、私の中では仮眠が当たり前だったのでとてもびっくりです。

 

看護師不足が深刻化していますが、働きやすい職場にならない限りは人が集まらないだろうなと思います。

 

最近では疲れが溜まって、家のことがあまりできていません。

 

働き方から考えるパート看護師の社会保障

 

非正規雇用であるパート看護師は、働き方に融通が利く分、様々な保障の面では不利な立場に置かれています。

 

まず労災保険ですが、勤務時間数や雇用の形態を問わず適用されるため、もちろんパートも対象となります。

 

職場が保険料を支払うので本人負担は生じず、業務中や通勤中の災害について保障されます。

 

看護の現場では感染症にかかるリスクや患者からの暴力など様々な労働災害が起こりやすいため、パートでも対象となることを知っておくことは大切です。

 

失業した時に給付を受けられる雇用保険は、週20時間以上、31日以上働く(見込みの)場合、加入することになります。

 

これは給与から本人負担分が天引きされます。ただし加入してすぐ辞めた場合は失業給付の対象とはならず、月11日以上・12か月以上(離職前24か月のうち)勤務した人のみ給付されます。

 

健康保険と厚生年金保険については、「3/4ルール」という基準があります。働く時間や日数が正職員の3/4以上となる場合、法律によって強制的に加入することになります。これも給与から本人負担分が天引きされます。ただし契約期間が2か月以内であれば加入しなくても良いことになっています。

 

労災保険はともかく、雇用保険や健康保険、厚生年金保険に加入すると月々社会保険料の負担が生じます。しかし失業の際の失業給付や、健康保険から給付される傷病手当金や出産手当金の支給対象になることが出来ます。

 

年金では加入1年ごとにもらえる年金が月額500円、年6,000円ずつアップしていきます。

 

配偶者控除の見直しによって、様々な金額の「壁」は廃止される方向に向かっています。パートで働く場合にも月単位、年単位の給与計算だけでなく、生涯を見据えて「税金と保障のバランス」を考える必要が生じるでしょう。